Under 35 Architects exhibition 2014

35歳以下の新人建築家7組による建築の展覧会(2014)

【会期期間】 2014年9月4日(木)〜10月4日(土) 10:00〜18:00(計25日間)
日曜・祝日休館 ※ 9月6日(土)、9月13日(土)のみ20:30まで開場
【入    場】 ¥1,000
【展覧会場】 大阪・南港 ATC   ODPギャラリー
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10
アジア太平洋トレードセンター(ATC)ITM棟10階 ODP(大阪デザイン振興プラザ)
※ 大阪市営地下鉄・ニュートラム線 「トレードセンター前」  直結
【出展建築家】 伊藤友紀、岩田知洋・山上弘、植村遥、魚谷剛紀、
高栄智史、長谷川欣則、 細海拓也 (新人建築家7組)


9/13(土)に開催しました「記念シンポジウム II 」には多くの方にご来場いただきましてありがとうございました。会場の様子をご紹介させていただきます。




ディスカッションの様子

 

五十嵐淳
人はいい意味で変わんないのだなということを強く感じて、建築のやることの癖みたいなのは、若かろうが、歳をとろうが、あんまり変わらないものなのだろうなと思いました。ただそれが世の中にどう抽出されていくとか、広がってくのかとかいう価値、どんな価値を見出していくのか、ということですかね。


 

石上純也
いろいろな厳しい条件があるんですよ。お金が厳しいとか、建築だからクライアントの条件がある程度あったりだとか。僕の中でそれを解決しているつもりで答えを出している。中途半端に言われた物が、これだからこの程度しかできませんではなくて、条件はあるけど最大限できるものっていうのを考えたときに、特殊になることが多いということですね。


 

平田晃久:
結果は分からない、投げ出してしまうところがあって、でもうまい感じで、確率高く面白いところにいく投げ出し方をするというところが、伊東さんのすごいところだと私は思っているんですね。そういういい加減さはいいじゃないかということです。意図的に悪意を持って変なことをしてやろうというのはどうかと思うけど、かといってあんまり真面目になりすぎてもつまんない。


 

平沼孝啓
伊東さんが1941年生まれで、僕が71年生まれ。出展者の長谷川さんとか細海さんが1980年生まれで、僕たち10歳ぐらいの差があるんです。伊東さんと僕が30歳ぐらいの差なんです。伊東さんの40歳ぐらい上になるとルイスカーンとかが1901年生まれで、別に世代じゃないんですけど…歴史の流れにつながっていって建築は出来ているのだなぁっていうちょっと感慨深いことを思っています。


 

藤本壮介
建築って何なのっていわれると困るけど、建築があって、でも何なのか説明しないと訳わかんないですよね。何なのかは皆さんも考えて欲しいですけど、建築ってあって欲しいなと思っていて、建築であることを、建築のちゃぶ台を返すくらいのことを、自分自身もやりたいなと思うし、やってくれる人が大勢いると、なにくそっていう気はしますよね。

 

五十嵐太郎
今日の藤本さんと平田さんの熱い会話をみて、10年後皆さんがこういう感じであたれるような友というか、仲の良いだけではなく、奇譚のないクリティックをお互いしてやっていただければ、U-35をやったってこともすごい大きな意味を持つのじゃないかと思います。


シンポジウム開演前、ゲスト建築家に作品を説明する出展者

長谷川欣則さんと石上純也さん、平沼孝啓さん、平田晃久さん
細海拓也さんと五十嵐太郎さん、五十嵐淳さん
植村遥さんと五十嵐淳さん、平沼孝啓さん、平田晃久さん、藤本壮介さん
魚谷剛紀さんと五十嵐太郎さん、五十嵐淳さん、石上純也さん
伊藤友紀さんと藤本壮介さん、石上純也さん
高栄智史さんと藤本壮介さん          山上弘さん 岩田知洋さんと藤本壮介さん
photo: ©Satoshi Shigeta

ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。





9/6(土)に開催しました「記念シンポジウム I 」には多くの方にご来場いただきましてありがとうございました。会場の様子をご紹介させていただきます。


伊東先生に最新の3つのプロジェクトについてご講演いただきました




出展者プレゼンテーションの様子

ディスカッションの様子

 

伊東先生 :
今の日本の社会ってほんとに安全安心だけを求められていて、そこから一歩も出られないからね、国内でやってたら厳しいですよ。だからそれをもう、平気で乗り越えて、外へ出て行って、もっと元気なところで冒険をしていってもらいたいなぁと思います。

(シンポジウム文字起こしデータから抜粋)


シンポジウム開演前、伊東先生に作品を説明する出展者

長谷川欣則さん
細海拓也さん
植村遥さん
魚谷剛紀さん
伊藤友紀さん
高栄智史さん
山上弘さん 岩田知洋さん

photo: ©Satoshi Shigeta

ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。



9/4(木) 本日、いよいよ開幕をしました、今年のU-35建築展。
出展作品の写真を少しだけ掲載させていただきます。
展覧会会場エントランス

展覧会会場内の様子1

長谷川欣則 "思考の続き"

細海拓也 "リアル"

展覧会会場内の様子2

植村遥 "記憶の中の空間"

魚谷剛紀 "V / K houses"

展覧会会場内の様子3

伊藤友紀 "けんちくのうまれかた"

高栄智史 "a-hum"

展覧会会場内の様子4

岩田知洋 山上弘 "領域が変化する壁"

出展者インタビュ映像ブースの様子

photo: ©Satoshi Shigeta

2014年版図録 好評発売中!
 

2014年度版が図録完成しました。

伊東豊雄さんへのインタヴューや、五十嵐淳さん、五十嵐太郎さん、石上純也さん、平沼孝啓さん、藤本壮介さん、吉村靖孝さんによる寄稿、倉方俊輔さんによる出展者へのインタビュなど、展覧会場の様子とともに掲載した貴重な本になりました。

また、U-30 ( 2010 - 2013 ) と U-35 ( 2014 )の5カ年分のセットも販売しています。展覧会場またはお近くの本屋さんでお買い求めください。

2014年度版図録 2010-2014 5冊セット

記念シンポジウム I
2014年 9月6日(土)15:30-18:30(13:00開場 15:30開演 18:30終了)
ゲスト建築家 伊東豊雄

記念シンポジウム II
2014年 9月13日(土)15:30-19:30(13:00開場 15:30開演 19:30終了)

ゲスト建築家 五十嵐淳、石上純也、平田晃久、平沼孝啓、藤本壮介
進行 五十嵐太郎

会場 : アジア太平洋トレードセンター(ATC) ITM棟11階特設会場
定員 : 500 名
入場 : ¥1,000 【展覧会入場券(通常¥1,000)付き】 ※シンポジウムの当日に限り有効

※ お申込みいただきましたら、自動返信メールにて申込番号をお送りしますので、番号を控えて会場にお越しください
※ 席に限りがあり、立見となる場合があります。開演10分前には必ずお越しください
※ お申込みなく参加される場合は、当日13:00より整理券を発行します
  混雑状況により入場をお断りすることがありますのでご了承ください

 

 

Under 35 Architects exhibition 2014
U-35 2014出展新人建築家

予想を超える多数のご応募をいただきました出展者募集でしたが、石上純也氏及び主催者による厳正な審査の結果、「Under 35 Architects exhibition 2014 35歳以下の新人建築家7組による建築の展覧会(2014)」出展建築家7組が決定致しましたので、ここにご報告させていただきます。
今秋 9/4(木)からの展覧会にご期待ください。

伊藤友紀 Yuki Ito

1984年東京都生まれ。2007年武蔵野美術大学建築学科卒業。2009年同大学院修了。大学院布施茂研究室在籍時に「House in Tateyama」等の基本設計を担当。学生時代から「私たちの周りにある環境や芸術や家具や時間や人間の行為など、建築以外のものから生まれる現象のような建築像」について考え続ける。2011年伊東建築塾に入塾。JIA全国卒業設計コンクール金賞、東京都学生設計コンクール銅賞、武蔵野美術大学学校賞、同大学ゲスト講評会藤本壮介特別賞、同大学院学校賞、第32回レモン画翠展出展、2008年アジア建築家評議会ARCASIAstudentJamboree派遣。2011年社団法人愛知建築士会名古屋北支部建築コンクール佳作入賞。

岩田知洋 Tomohiro Iwata  山上弘 Hiroshi Yamagami

岩田知洋は1985年愛知県生まれ。2006年あいち建築デザイン専門学校建築工学科卒業。2006-2010年愛知県内設計事務所勤務、2010-2012年フリーランス設計活動を経て、2012年+岩田知洋+山上弘建築設計事務所を共同主宰。山上弘は1985年愛知県生まれ。2007年トライデントデザイン専門学校建築インテリア学科卒業、2007-2012年建築設計事務所サポーズデザインオフィス勤務を経て、2012年+岩田知洋+山上弘建築設計事務所を共同主宰。 主なプロジェクトに、「cafe dining syulink」(2013年竣工)、「自然の通り道」(2012年-進行中)、「庭部屋」(2012年- 進行中)など、住宅・店舗の設計が進行中である。

植村遥 Haruka Uemura

1984年京都府生まれ。2011年Gerrit Rietveld Acadmie (Amsterdam, NL)建築デザイン学科卒業。2013年 Sandberg Instituutにて Studio for Immediate Spaces (Amsterdam, NL)修士課程修了。2007年よりオランダを拠点とし、European Space Research and Technology Center (ESTEC / Nordwijk, NL) 月面基地の共同プロジェクトを始め、素材の開発からパビリオン、住宅、ランドスケープに至まで様々なスケールのプロジェクトに携わる。Anne Holtrop (Amsterdam, NL) 事務所を経て、現在日本とオランダで活動中。'INexactly THIS' 出展、ブレーデロ・カレッジにてワークショップ開催等。 Uemura Architecture Lab主宰、ONDEL DE LINDE(オンデルデリンデ)共同主宰

魚谷剛紀 Takenori Uotani

1979年富山県生まれ。2003年愛知工業大学大学院工学研究科建設システム工学専攻修了。 2003年から2010年株式会社宮本佳明建築設計事務所勤務。2011年Uo.A一級建築士事務所設立。2012年から摂南大学非常勤講師、OCT大阪工業技術専門学校非常勤講師。 主な受賞等に、新潟県新井市大滝の湯体験交流施設 実施設計競技入選。「ARBOR」でSD Review2011入選(三宅正浩と恊働)。「住まいをデザインする顔-関西30代の仕事-」に出展。Nagahama Urban Glass Competition 2013 グランプリ。


高栄智史 Satoshi Takae

1986年佐賀県生まれ。 2006年有明工業高等専門学校卒業。2008年京都造形芸術大学卒業。2008-2010年同大学副手。2013年早稲田大学大学院古谷誠章研究室修了。2013年-フリーランス(建築・写真) 主な受賞歴として2010年SDreview『hoz-pro工房』、2010年シェルターインターナショナル学生設計競技『集束と現象の小屋』、2012年SDreview『dead tree house』、2013年トウキョウ建築コレクション『建築の速度』など。 主な作品として『house “S+T”(2013-2014)』『house “I”(2013-)』『dead tree house(2012-)』がある。


長谷川欣則 Yoshinori Hasegawa

1980年埼玉県小川町生まれ。2004年明治大学理工学部建築学科卒業。 2006年明治大学大学院理工学研究科修士課程修了。 西沢立衛建築設計事務所、岡田公彦建築設計事務所を経て2011年長谷川欣則建築事務所を設立。2013年に歴史と自然を感じられる上野桜木に事務所を移し、上野アトリエと改名。小さな家具から住宅、街づくり等を主に事務所運営をしている。 現在は「中心の家(山梨)」「面影の家(静岡)」「切妻の家(埼玉)」「農作業のための小屋(埼玉)」等が進行している。


細海拓也 Takuya Hosokai

1980年 新潟県生まれ。2005年 横浜国立大学大学院修了。2008年- OMA(オランダ)、BIG | Bjarke Ingels Group(デンマーク)勤務。2010年文化庁新進芸術家海外派遣員としてAnton Garcia-Abril & Ensamble Studio(スペイン)。現在、細海拓也一級建築士事務所主宰、IMIN共同主宰。2003年 第1回ロッテルダム国際建築ビエンナーレ出展 (オランダ)、2010年'Contemplating the Void: Interventions in the Guggenheim Museum' 出展(米国)、2013年16th DOMANI・明日展 出展(日本)、等。



出 展 者  募 集 の ご 案 内

 2010年より開催をはじめました「Under 30 Architects exhibition 30歳以下の若手建築家による建築の展覧会」の第5回目として、展覧会の応募資格を変更し出展者を一般公募することとなりました。新人建築家としてこれからの活躍を期待される、独立後3年未満かつ35歳以下の出展候補者を募り、
「Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会」として2014年秋に開催いたします。
 本展では、これからの活躍が期待される若手建築家に発表の機会を与え、これからの建築の可能性を提示し、多くの人に向けた展示、発表を行うことを目的としています。

 詳細の募集要項は下記に記載いたします。皆さまからの多くのご応募をお待ちしております。


募 集 要 項

【応募資格】
1. 2014年10月末日時点で、35歳以下かつ独立後3年未満の建築家。
2. 原則として、大学・大学院(博士課程を除く)もしくは建築設計事務所などの組織に所属せず、
独立した設計活動を行っている建築家。
3. 個人・グループの別は不問。(但し、グループの場合は全員が上記の条件を満たすこと)

【応募方法】
・応募用紙(上記リンクよりダウンロード)
・ポートフォリオ(様式自由 / サイズA4 PDFファイル 1ファイル2MB以内 / 枚数最大10枚)
上記2点を添付し、下記Eメールアドレスまでお送りください。
info@aaf.ac

※ Eメールのタイトルには「U35 2014出展応募「氏名」」とご記載ください。
※ 選考を通過された方のみ、3月29日(土)までにEメールにて通知します。

【募集期間】
2013年11月30日(土)〜 2014年2月28日(金)23:59(E-メール必着)

【募集数】
特別の定めはありませんが、会場構成の都合上、計5〜7組の選出を行います。

【審査方法】
審査員 石上純也による書類審査(履歴書・ポートフォリオ)にて選考の上、必要に応じ面接審査を設け出展者の選出を行います。

  石上純也

1974年神奈川生まれ。東京を拠点に活動。2000年東京藝術大学大学院美術研究科建築家修士課程修了。妹島和世建築設計事務所勤務を経て、2004年石上純也建築設計事務所設立。2009年「神奈川工科大学KAIT工房」で日本建築学会賞作品賞受賞。2010年第12回ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を受賞。


【出 展 料】
無償(主催者負担)

【出展条件】
出展作品の制作費、説明会(現地)、搬入・搬出、シンポジウム参加時の旅費及び宿泊費、その他展示に要する費用は出展者のご負担となりますので、予めご了承ください。

【出展作品の取り扱い】
1. 出展作品は、規定の期間内に展覧会場(ODPギャラリー)に各自が責任を持って搬入・搬出・展示してください。なお、搬入・搬出・展示作業中の事故等に関しては、主催者は責任を負いません。
2. 作品の展示にあたっては、施設の職員と協議し、施設の使用条件を順守してください。
3. 展覧会会期中の作品警備や取り扱いには万全の注意を払いますが、万が一、災害や不慮の事故により作品が損傷した場合、主催者は責任を負いません。
4. 出展作品の著作権は出展者に帰属しますが、主催者が行う作品の撮影、印刷及び広報に関する写真、 情報提供についてはそれを許諾することを条件とします。
5. 展覧会の準備期間中、もしくは展示期間中に、支障を生じた場合は出展の中止について協議することがございます。

【応募先・問い合わせ】
特定非営利活動法人(NPO法人) アートアンドアーキテクトフェスタ
550-0015 大阪市西区南堀江2丁目9番14号4階
Eメール info@aaf.ac

※ ご質問、お問合せは上記Eメールにてお送りください。


 



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【お問合せ】特定非営利活動法人(NPO法人) アートアンドアーキテクトフェスタ  info@aaf.ac